2013年2月24日日曜日

広間2

仕上がりました。







縦横のラインがそろました。 80点…前回までの修理をリセットしながらの修復+ワラサンド特有の型崩れで手間と神経使いましたが、まあ、同業の人が見ても笑われずに済むぐらいにはできたと思います。 でもこういう感じの修理が大変な仕事、嫌いではありません。



今回の畳は奥松島の月浜で唯一津波を免れた民宿かみの家。

震災直後しばらくは、近隣の人たちの生活の拠点となったようです。
奥松島の以前の姿は失われてしまいましたが、少しずつ前進しているのがわかります。
以前は個別の海苔漁師さんが共同で施設を作り、宮戸海苔や特産を復活させたりしています。
民宿も将来は5件くらい再開することになるそうです。
また、日本ユネスコ協会が定める「未来遺産」にこの月浜の伝統行事「えんずのわり」が2月に認定されたことも明るい話題です。えんずのわりは地区の繁栄と無病息災を祈る小正月行事で、200年以上伝承されています。国の無形重要文化財にも認定されています。

多くの人がそうですが、奥松島宮戸地区は楽しい思い出が詰まった場所です。何年かかってもまた沢山の人が集うところになってほしいです。




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