2012年5月30日水曜日

弱点


私が以前の畳の会社に勤めて20年以上の間に縁無し畳の施工はわずか数件で、かなり特殊な感じのある畳でしたが、今では、かなり一般的になってきて、画像のような小上がりだと縁無し以外考えられないような時代になってきました。

しかも最近は、畳表の種類の多様化、 畳床の種類、厚さの多様化で、種類ごとに寸法や施工方法を変えなくていけないのが縁無しの畳です。正直な話、施工経験の絶対数がまだまだなために縁無しが得意という感じではなく、その都度試行錯誤しながらもなんとか及第点で納品している状況で、コンプレックスを若干感じています。まだまだ施工数を増やして、ノウハウを得ていくべき段階です。

そんな状況ですが、縁無し畳は、今までの縁付きの普通の畳には無かったデザインの自由度があり、新しい和室や、洋風に畳を敷きやすくするという可能性があって、積極的に取り組んでいきたいと思います。

自由度の高いものは自由すぎるゆえにアイデアにおぼれて企画倒れしやすいことが多いのですが、いろいろなパターンをきちっとした商品化して提案できるように1年以内に形を作ります。

弱点を強みに変える一年にします!

                 
                 画像は、直近の施工の縁無し畳。国産メセキ使用。
                 新築時から予算の関係で、元々普通の縁ありの畳でしたが、今回お客さんの念願叶って憧れの縁無しです。
                 あるかたにとっては縁無し畳は、ちょっとしたステータスにもなっているのかもしれません。


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